サービス

オープンソース漢字字形管理システムhi-glyph

公開:2024年2月29日

更新:2024年2月29日

概要

近年,人文科学研究資料のデジタル化が進行中で,多くの古文書や古典籍のテキストデータベースが公開されている.しかし,データベース構築時の方針により,符号化文字集合に登録されていない漢字,すなわち外字の使用が避けられない場面が存在する.現在利用されているGlyphWikiは,外字の表示や管理を可能にするが,次の課題を抱えている:(1)GlyphWikiの運営は長期的な保証がなく,オープンソースではないため内製化可能な代替サービスが不在である.(2) GlyphWikiのデータライセンスとサイトポリシにより,一部の字形の登録やデータのライセンスが制約される.(3)字形の一括管理機能が不足している.これらの問題に対処するため,公開範囲を設定でき,オープンソースソフトウェアライセンスのもとで再配布が可能な新しい漢字字形管理システム,hi-glyphの開発を行った.

サービスURL(編纂所内部用)

https://hi-glyph.lab.hi.u-tokyo.ac.jp/

ソースコード

https://github.com/hi-ut/hi-glyph-public

関連論文

「オープンソース漢字字形管理システム hi-glyphの開発と応用利用統」 、 劉冠偉・中村覚・山田太造 、 『じんもんこん2023論文集』 、Vol. 2023 、pp. 285-290 、 2023-12